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景観づくり

高野山は、聖と俗を隔てる境界に幾重にも包まれている。都市から遠く高く離れ、山々に囲まれる町そのものがひとつの聖域をなしている。もっとも聖なる空間は檀上伽藍と奥の院であり、それらを結ぶ道も、すでに1つの聖なる空間である。そこに様々な景観が現れる。

寺院の建ち並ぶまち並み

景観づくり

山内の建築も共通の構成を持っている。道から門をくぐり前庭という空間に導かれ、そこから本道の中へ、さらに、柱に囲まれ天蓋に蔽われた塔頭寺院の聖域へという、空間と聖性の段階を重ねる構成が、高野山の宗教建築の伝統である。

町家の建ち並ぶまち並み

景観づくり

高野山では非宗教施設を町家と呼ぶ。寺院郡の間に交互に町家郡が現れて、道行くひとの心の動きに快いリズムを与える。この変化こそ高野山の景観の特色であり、それが秩序である、しかも多様なデザインを備えた町並みをなしていれば、参詣はどんなに快いことだろう。

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